大石紬を伝え・考えていく地域との交流

まず、7月に富士河口湖町役場で催された町フェスでは地域の方々へご挨拶を兼ねて出展し養蚕報告や染色体験を実施しました。春に生産した繭の展示や桑の葉を使ったワークショップでは地域の方や子供たちと交流するなかで大石紬や養蚕のことを知ってもらうよい機会になりました。地域の方と交流をはかりながら実際の地域の声を今後の活動に活かしていければと思います。
8月終わりには大石小学校の2年生のクラスがお蚕を飼うということで、養蚕のいろはを伝えに伺いました。事前にお蚕のことを絵本などで勉強していたとのことで、養蚕クイズを出すと、次々に手が挙がり一生懸命考えている子供たちの姿がとっても素敵でした。休みの日は自宅へお蚕をそれぞれ連れて帰りお世話をするとのこと。私が2回目に桑の葉を持っていったときには子供たちがそれぞれお蚕のお世話を頑張っている様子がとても印象的でした!運動会が近いとのことで、運動会で披露するダンスの曲を歌ってくれました~。地域の子供たちが地元のことを知っていく、そんなお手伝いができたら私たちとしても嬉しい限りです。今後も地域の小中学校などと交流を図りながら大石紬やその歴史を伝える活動をしていきたいと思います。
最後に、県内の桑関連の会社や養蚕農家視察をした際のことを簡単にご紹介します。市川三郷町にある桑の葉茶を造る会社へ訪問し桑取りを一緒にお手伝いしながら桑畑の管理方法や電柵について教えてもらい、桑の葉茶の製造工程を見せてもらいました。思っていた以上に規模が大きく桑畑の広大なこと。桑畑に関しては養蚕と類似点が多くありましたが、桑葉の利用法に関しては全く別物で、養蚕との両立は難しいという印象でした。 富士川町の養蚕農家2軒視察し、養蚕設備・飼育法など伺いました。規模や設備、気候による地域差により養蚕の手法や回数はそれぞれ異なるので大石の養蚕にとって今できる最善を尽くしていこうとただいま模索中です。養蚕農家が少なくなっていることもあり、養蚕業の情報交換や交流がとても貴重な為今後も県内外の養蚕農家を視察して大石の養蚕の方向性を固めていけたらと考えています。 引き続き、糸紡ぎしています~!!

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