1万人の清掃活動

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兎に角朝から最高の天気である。『まちづくりワークショップ』が企画するウォーキングクリーニング隊(Walking Clninng以下略して「WCクリーニング隊」)が健康科学大学とのコラボによりこの日最大の参加人数を誇る人数を動員し堂々の参加である。
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1時間(9時〜10時)という活動時間に対して「WC隊」は3班にわかれ、船津小学校、小立小学校、町役場方面の3方向に分かれ活動を開始した。
 3方面ともに主要道路(国道・県道)で交通量も多く、また歩道が狭いなどコース的には極めて危険なコースである。しかしながらこのコースは当町に来ていただく観光客が一番多く通行する道路である。ここを清掃せずにどこを清掃するのであろうか。そう我がWC隊はこの困難なミッションに果敢に挑戦をしたのである。スタッフ含め本気の取組である。一生懸命に取組む活動は当然他参加グループを圧倒した。各グループともにその効果は絶大であり、収取したゴミも相当な量に上った(これ自体は本来恥じるべきことであるが)。
流した汗は嘘をつかない。その量に比例して学生の表情は達成感でイキイキしてきた。
 女子学生は日焼け止めをたっぷり塗り、今日の活動に臨んだ。最初の内は要領を得ないが慣れるに従い小さなゴミも見逃さない。男子学生もそれに負けじと無言でゴミを見つけ拾った。
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「1万人の清掃活動」の目的は単に町を綺麗にすることとしているが、我が「まちづくりワークショップ」では更に一歩踏み込み、「ゴミを拾うことのできる人は、ゴミを捨てない」という仮説を基に活動をしているのである。これこそがこの活動の目標であり目的なのである。一人でも多くこの活動に参加してくれればそれだけゴミを捨てる人が減る。参加人数特に若人の参加にこだわるのはそんな主旨である。若い学生がこの活動を通じてゴミを捨てない人になってくれればきっとこの町(国)は綺麗になるはずである。
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今回参加してくれた学生が少しでもこの主旨を理解してくれたならばきっと意義のあるものになると確信する。
それ故今日の活動が「忘れられない1日」となるのである。
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